配属先変更に伴う任地変更により、首都から都落ちした田舎街マリアナへ(でも、ティモールでは3番目?4番目?の街)。
片道30分の未舗装路を1日2往復する生活に音をあげ、首都に戻って自転車購入し、ハイラックス(トヨタの四駆車)の荷台に入れて持ち帰ってきたのが先週までの話。

この時は帰国がすぐそこに迫ってるとは知る由もなかった。。。
238日目 3/9(月)
いよいよ、自転車を使っての初出勤始まりました。行きは丘の上への登りなのでなかなかしんどい。20分以上はかかるし、山道で未舗装なので途中パンクを気にして、自転車を降りて押さなければいけないエリアが。

一方で、帰りは下山なので早い早い。お昼に家に帰るときに感動。10分少々で帰宅できる。(モトクロス的に腰を浮かせて立ち乗り必須)
この街のワルン(食堂)の不味さに辟易したので、今日のお昼も自炊。
でも、ホテルのキッチン(を借りてます)が臭いんだよなー。なんとも説明できないけど、不衛生の極みみたいな臭いがする。

ここのホテルの従業員がオバちゃんなら、もうすこしマシなんだろうけど、残念アガら、裸足&半裸&タトゥーのやんちゃそうな10代のやんちゃ盛りのお兄ちゃんら。
包丁も肉切って、血がついたのをそのまま放置してたり、食器はネズミの糞が落ちてるし。。。


ちなみに、この日の仕事ですが、在庫されてたお米が全て出荷され棚が空に。マーケティング部の皆さんに「今日何するの?」って聞くと「全部売れた〜、見てよ棚が空っぽだよ〜、だからやる事なんてないよ〜、あはは〜」と。

「ごるぁ!在庫がないならないでできることをしない!どうせ普段やってないんだから、この機会に掃除せい!!」と、棚の掃除をしてもらいました。

そして夕方に突然の召集があり、会議に。(東ティモールてか途上国の仕事あるあるですが、会議はいつも突然始まる)

何かなーと思ったら、16周年のお祝いに。アム(神父様)がいらしゃたんです。

カトリックが99%と言われるこの国、特に田舎ではアムの権威は絶対で、すごいリスペクトされてるので、スタッフもみんなテンション上がってます。



アムがいらっしゃる前には、フラテル(アムになるための勉強をしてる、アムの補佐)が1時間くらいありがたいお話をしてくれました。もちろん、テトゥン語で。

そして、アムがいらっしゃると、施設のあちこちや車にお祈りと聖水を振りかけてくださいます。

最後は、ケーキを切って、シャンパン(風のノンアルぶどうジュース)の栓を開けて、お菓子を食べながら談笑。

239日目 3/10(火)
朝出社すると、裏庭に昨日のケーキのロウソクが捨てられてた。。。

すぐ隣が川だから流れて行っちゃうと環境汚染につながるのでダメだよと説明したけど、イマイチわかってないっぽいので、自主的にゴミ拾いを。



240日目 3/11(水)
この日は、主力製品のお米のラベルについて、検討。
聞けば結構高い値段で、ラベルを印刷してる。

ディリにいた時にモリンガのラベル印刷のために、何社かから印刷の見積もりをとってたので、それを見せて、もっと安くて高い品質のラベルが作れることを説明。

241日目 3/12(木)
<<<<虫が苦手な人は注意、米に虫が入ってます>>>
事務所はAC(エアコン)がなく、東ティモールの中でも暑い地域、盆地のマリアナは地獄の暑さ。しかも、扇風機も壊れてないとのことで、1時間ごとにトイレの水(地獄の汚さ)を頭からかぶって耐えてた。
朗報 Kipas Angin(扇風機)が来た!

職場環境が改善したところで、仕事です。
「赤米や黒米がパッケージの中で白っぽくなっちゃうんだよー、なんとかしてくれよー」とお願いされる。マーケティングの仕事じゃないけどな、それ。
国産米プロジェクトの専門家に連絡を取り、対処法について教えてもらう。プロの知見に頼らせてもらえて、JICAの繋がりが本当に助かります。
てか、よくお米見ると、あれ?なんか、パッケージの中で動いてないか??
うあぁぁぁぁぁ、虫がいる!!!
<<<虫が苦手な方は次の写真飛ばしてください>>>

うーん、普段食べてる米にもこうやって虫が入っているんだろうなー、と思い、この日の昼はワルンで買った弁当にする。ドMかよ。

午後また出社。だるーい。

242日目 3/13(金)
世間でコロナが騒ぎはじめたころ。中国から隊員が日本に堆肥になったのに続いて、モンゴルも退避?ヨルダンも?とかいう話がで始めた。「まさか、東ティモールも??」と10%くらいは思ってたけど、まだこの時点では対岸の火事。
でも、世間で「手洗いをしましょう」というのがだんだん広まってきたので、ここの事務所でもみんなに手洗いしてもらおうと、自腹でハンドソープを買ってきて寄贈してみた。

ハンドソープをここで使ってみてわかったけど、あれは水道の蛇口があってこそ使えるわけで、この手のマスに水をためて使う系のトイレだとなかなか使いづらい。水の量もすごく沢山要るし。
当然、他メンバーは誰も使っておらず、大体トイレの端っこの方に避けられていた。

この日の午後、また残念なことが2つ。
ガッカリその1
お米の話。
東ティモールの主食は米。とにかく米をたくさん食べる文化。おかず1に米9(9.5くらいかも)。

なのに、国産のお米よりも、ベトナムとかからの輸入米の方が多く流通しているし。安い。
何故か。お米を農家が作っても、その家族とその周辺住民くらいにしか流通しないんだよね。高速道路もなければ、物流網もないので、日本のように新潟のコシヒカリ、秋田の秋田小町を遠く離れた東京でお金出せば買えるという世界ではない。
だから米農家も自分らが食べる分だけ作る、小規模農家になるし、農機具の購入や、灌漑設備なども導入できない。
そこでJICAが、何年もかけて、日本から米作りのプロや、食品流通のプロを呼んで国産米を増やすプロジェクトをやってるわけなんです。
一方で輸入米は、(噂では)各国で売れないような古米や古々米などを持ってきて売っているらしく、安かろう悪かろうというイメージ。なので、うちのNGOでも東ティモールの米どころにあるという地の利を活かし、国産米を買い付けて流通・販売をしています。
と前置きが長くなりましたが、この国で貴重な国産米のプロであるべき我々のNGOですが、この米を見て。。。

「あ、ワニが書いてある!国産米だ!」と一人のスタッフがいうじゃないですか。
「え?下の方にImporta husi (輸入元)って書いてあるけど?」
「ははは、何言ってるの?ワニだよ?ティモールの象徴だよ?ワニが書いてあるから国産米に決まってるじゃーん!」
と、、、。マーケティング戦略大勝利だな。
なんだろ、無理やり例えるなら
マスクの箱に相撲の絵を書いて「SUMO MASK(中国製)」となってるのに、「うわ、お相撲さんが書いてあるってことは、貴重な国産マスク!!」って喜んでるみたいなかんじかな?
マーケティング大勝利やー、ってとほほ。。。
ガッカリその2
「お米買ってきたよー」
「おー、何キロ買ってきたの?」
「全部で15kg!これを15袋に小分けにするよ〜、まずは一つ目の袋に5kgを入れてっと…」
「え?えぇ??ちょっと待って、最初に5kg入れたら、その後どうなるか考えた???」
非常に残念ですが、ここのスタッフ、九九知りませんでした。。。
なので、九九とか割り算なんて難しいことを教える前に、絵を描いて説明

この2つのガッカリが同日に発生し頭を抱えました。
「こ、この人らにマーケティング戦略を〜、4Pを〜、MECEで考えて〜、STP分析が〜とか、教える意味あるの?まずは九九とか四則計算じゃない?」とかなり落ち込むことに。。。

243日目 3/14(土)
41歳の誕生日でした。
朝からビンタン(ビール)飲みながら洗濯。
そして、あきたこまちを炊いてカレーを食べる予定。





まー、ジャワカレー食べられて幸せ。そんな41歳のスタート。本厄です。

244日目 3/15(日)
ひょっとしたらひょっとして、東ティモールからもコロナで日本に帰任するかも??という可能性が徐々に上がってきた気がする。自分の中では、この時点で30%くらいに。
とはいえ、市場以外に行く場所もなく、生活雑貨を揃えにまた市場へ。

いつも通らない道を通ると、魚を売ってる。

タイヤの空気が減ってきたので、ベンケル(バイクとか車の修理屋さんを意味するインドネシア語)へ。初ベンケル。


空気を入れて、$ 0.25(約30円)。ついでにポリバケツに入ってたお菓子を買う。

いやー、この週も何も無い様に見えて、色々とありましたね。
前半戦のアム用の常温保存ケーキとか、棚掃除とか、米の虫とか。
後半に発生した、マーケティングスタッフらのレベル感にはなかなか痺れましたね。うーん、マーケティングというレベルでは、、、と。

そして、徐々に広がりつつあるコロナの影響。この時は中国、モンゴル、ヨルダンの協力隊隊員が帰任になると聞き「うわー、大変だー。ってまさか、東ティモールも???」って感じでした。

そして、そのまさかです。
この次の週末はもうマリアナではなく、東京の自宅にいることをこの時は知る由もなかった。。。




















































































































































































































































































